私の仕事
2023.02.26
私の仕事内容について今回はお話します。
「会長だから仕事はないんじゃないの?」と思われている方もいるかもしれませんが、私は毎朝仕事をしています。
設計の担当者から上がってきた図面を赤ペンで修正します。
柱や筋交いの配置はもちろん、小屋組みの配置や耐力壁のバランスをチェックします。
エアコンによる暖房や冷房の効果が最大限発揮出来るよう容量や位置なども検討します。
部屋が広く感じる工夫や暗くなる所がないよう窓の大きさや形状もチェックします。
建築士の資格を持つ設計担当者が書いた図面なので、このまま施工しても何の問題もありませんが、私は必ず赤ペンでチェックした内容を書き込みます。
私が図面のチェックで重要視しているのは、その家にお客様が住んだ時どう感じるか?です。
図面ではありますが、自分がこの家の中に入った感覚を持ちながら1つ1つ丁寧に内容を確認します。
すると、「この入口の幅は少し狭い」や「この窓は開閉出来ると風通しが良くなる」と感じます。
また「トイレの水を流す音が気になりそうだから防音壁の方が良い」など音に関する内容も事前に考えます。
こうした図面のチェック方法は特殊ですが、今まで数多くの住宅を建築してきたからこそのチェック方法なのです。
図面のチェックを終えて車で走っている時も「あの場所はこうした方がいいな!」とアイデアが浮かび担当者に電話する事もあります。
「さっき渡した図面だけど、ここをこうして、あれをこうして」
全く別の事をしていても頭の中は住宅造りについて考えています。