仕事の鬼
2023.02.16
私は社員に対し厳しく指導する時があります。
現場の進め方や管理の方法について厳しいルールを作り、そのルールを職人さんに守ってもらうよう社員に指導します。
しかし現場で私が理想とする状態になっていない時、こんな言葉を社員に発します。
私「あなたの指示するように現場がなっていないのは何でだろう?」
社員「・・・・」
私「もう一度聞くけど、どうしたら職人さんがルールを守ってくれるのかな?」
社員「・・・・」
私「ただルールを守るよう職人さんに話したって駄目なんだ、心を込めて相手に伝える必要がある!場合によっては喧嘩になるかもしれないけど、その位の気迫が必要なんだ!」
と私は社員に伝えます。
こうした指導方法は特殊ですが、私が社員に対する接し方は親が子供に対する躾に似ています。
親の言う事を聞かない子供に親の言う事を聞かせるには、正面から向き合い手を出す気迫で接する必要があります。
時には手が出るかもしれませんが、子供はこうした親の様子を見て自身の行動を反省します。
私は今まで現場の職人さんと数多くの喧嘩をした経験があります。
職人さんが気に入らない訳ではなく、職人さんの仕事の問題点を改善してもらいたいという気持ちが前面に出て喧嘩になってしまうようです。
当たり前ですが、職人さんと喧嘩するつもりは一切ありません。
私は仕事の鬼であり、私の辞書には妥協という言葉はありません。
妥協がなければ、ガチで職人さんと向き合うしかないのです。