人生で一番高いお買い物

2022.12.31

人生で一番高いお買い物は何ですか?という質問に対し大半の答えは「マイホームですかね?」と答えると思います。

 

 

マイホーム以外にも高額なお買い物をするセレブも存在しますが、一般的な国民が購入すると言えば住宅が一番高額かと思います。

 

 

私も約6年前にマイホームを取得しましたが人生で一番高いお買い物でした。

 

 

もちろん住宅ローンを組みましたが、借入した金額を計算すると頭がクラクラします。

 

 

しかし、日々生活していると住宅ローンの事は忘れるので全く気になりません。

 

 

さて、人生で一番高いお買い物をする訳ですから、失敗しないように誰でも注意しながら住宅建築会社を選ぶと思います。

 

 

住宅展示場やネットで検索したりインスタや口コミ情報などでリサーチして数社に絞りその会社へ行くのが一般的です。

 

 

当然ですが、その会社へ行けば良い事しか言いませんし、建物を見れば「素敵!」「可愛い!」「カッコいい!」となります。

 

 

でも、ここで一旦冷静になって考えてみるのも重要です。

 

 

「自分がこの家に住んで住宅ローンはいくらになるのかな?」

 

 

「この家の光熱費はどの位になるのかな?」

 

 

と現実的な問題について再検討する必要があります。

 

 

更に慎重に検討するには、その会社で建築した人から生の声を聞く事です。

 

 

この会社に決めた!と感じたら一度その会社で建築した方の家に案内してもらいましょう!

 

 

そして、同じ条件で3社の造ったお宅でじっくり話を聞いてみる事です。

 

 

理想的な季節は、真夏か真冬です。

 

 

この季節にどのような室内環境になっているのか?も非常に重要です。

 

 

ここまでやれば「家造りで失敗した・・・」という事はほぼないでしょう。

 

 

しかし、現実的には上記の方法ではなく、あっさりと建築業者を決めてしまう人も少なくありません。

 

 

人生で一番高いお買い物で失敗する訳にはいかないのです。

 

 

 

 

約10年かかった

2022.12.30

私は会社の仕組みで目標としている事がいくつかあります。

 

 

その1つに退職金制度の構築があります。

 

 

私は約10年前から考えていましたが、現実的に退職金の原資を確保するのが難しく実現出来ませんでした。

 

 

しかし毎年「何とかならないものか?」と無い知恵を絞りながら10年という月日が過ぎました。

 

 

ある日取引のある金融機関に行くと退職金制度と書いてあるポスターが目に入りました。

 

 

「これだ!これ、これ!」と担当者にパンフレットをもらい会社で読んでみると公的機関の退職金積み立て制度でした。

 

 

この退職金積み立て制度は以前からあったようですが、私は知らなかったので早速申請書に記入はしたものの、退職金積み立てのお金はなく問題は解決しないまま・・・

 

 

私は何が何でも退職金制度を創設したかったので、苦肉の策でしたが私の役員報酬を大幅減額しその分を退職金積み立ての原資としました。

 

 

退職金制度の構築は約10年悩み続けていましたが目標達成出来たのです。

 

 

 

地方の中小零細企業で退職金制度がある会社は多くありません。

 

10年という長い月日を経て私の目標はまた1つ達成出来ました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分でやる方が100倍簡単!?

2022.12.29

どんな仕事でも最初は自身が行い時間が経過するにつれ部下に仕事を依頼するようになります。

 

 

住宅建築業は、設計や現場管理などいくつかの仕事がありますが、部下に仕事をお願いしても自分の思い通りにならないケースがあります。

 

例えば

 

「もっと良い間取りを設計して欲しいのに・・・これじゃお客様に提案できないな・・・」

 

「こんな現場の管理では、安全が確保出来ず事故が起こるかもしれないな・・・」

 

など、自分が行った方が良いと感じる事もあります。

 

 

しかし、仕事を部下に任せなければ部下の成長はありませんし、自身の成長スピードも遅くなってしまいます。

 

 

自分でやる方が100倍簡単であり、仕事を任せるのは手間と時間と労力がかかります。

 

 

私は自身が行ってきた仕事を翌年は行わないタイプの経営者です。

 

 

今までこんな感じで仕事を部下に依頼しました。

 

 

私「建築確認を申請しておくれ」

 

 

部下「私は経験がないのですが・・・」

 

 

私「経験がないのなら、これから経験すればいい!出来るからやってみな」

 

 

部下「・・・・・」

 

 

そして、社員は悪戦苦闘し建築確認を申請します。

 

 

部下「建築確認が今日下りませんが、どうしたら良いですか?」

 

 

私「今日下りるまで役所から帰らなければいいんだよ」

 

 

部下「・・・・・」

 

 

と一見無謀なように見えますが、こうした経験をした社員は建築確認申請がスムーズに行えるようになります。

 

 

私は手取り足取り「これはね、こうしてああして・・・これはダメでね、こうしないと・・・」と仕事を教えません。

 

 

まず、やってみろ!

 

 

そして失敗してみろ!

 

 

次は必ず成功するものです・・・

 

 

 

 

人間成功からは何の学びもありません。

 

しかし、失敗からは数多くの学びがあります。

 

この学びの数が多ければ多いほど仕事が出来る人になれます。

 

私は人の10倍失敗してきたので、住宅建築に関わる・設計・現場・経理業務の全てはもちろん、不動産賃貸業や太陽光発電事業なども出来るようになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

マウントを取りたがる能のない人

2022.12.28

人間関係は人と人が会話し相手の話を聞く事から全てが始まります。

 

 

その関係性は、初対面であったり顔見知りのケースもありますが、人は相手と話す事でコミュニケーションし物事が成立しています。

 

 

しかし、この会話の中でマウントを取りたがるタイプの人が最近多く感じます。

 

 

例えば

 

 

「最近筋トレを始め筋肉痛になるのですが何か良い方法はありますか?」という相手の話に対し

 

 

「私はベンチプレスで100キロ上げますよ・・・」と相手の話の腰を折り自身の話をします。

 

 

あるいは

 

 

「ゴルフで最近90台が出るようになりましたが、もっと上達する方法はありますか?」という話に対し

 

 

「私はシングルプレーヤーなので、70台か悪くても80台ですね・・・」と自身の話にすり替えます。

 

 

私は、自身が何キロ上げたとか、スコアがいくつだという話は一切せず相手の話を聞いてから回答し会話を進めます。

 

 

すると、相手の話の中に必ず学びがいくつかあるのです。

 

 

自分の話をいくらしたところで、学びは一切ありませんし、マウントを取ったところで身になる情報は得られません・・・

 

 

つまり、自分よりもスキルが下の人の話も聞けば自身の肥やしになる訳です。

 

 

私は、今まで数多くの大切な情報を人から学んできました。

 

 

私よりも年上の経験者もいれば、年下だったり経験の浅い方の場合もありました。

 

 

マウントを取ったところで何の意味もありません・・・

 

 

能ある鷹は爪隠す

 

 

能のない者が自身の爪を見せてマウントを取っているだけなのです。

何かを匂わすSNS

2022.12.27

インスタやブログを見ると様々な投稿が見受けられますが「この投稿はどういう意図なのか?」と感じる事があります。

 

 

それは、何かを匂わす写真や投稿です。

 

 

例えば、クリスマスのディナー写真の端に相手のワインが写っていたり、自分が乗る車の一部が写真に写っているケースもあります。

 

 

意図的に撮影したものではないのかもしれませんが、こうした写真の大半は「私は彼と・・・」や「俺の車は・・・」という意図が透けて見えます。

 

 

 

また、「どこの施設に寄付しました」などの類も常識的にはSNSで配信するものではないのでしょうが、そのレベルの人達は自身の良心をアピールしたいのかもしれません。

 

 

私は自身を大きく見せたり良い人ぶったり、匂わす写真の掲載や寄付などの行為を一切公開しません。

 

 

だって、そんな事したら私自身の格が何段階も落ちてしまいますから・・・

 

 

日本は2000年代に入ってから様々な災害がありました。

 

 

地震や津波、大雨や土砂崩れなどの災害は毎年のように起きています。

 

 

私はこうした災害の度にわずかですが義援金を届けていますが、こうした行為は人にも話しませんし、ましてやSNSで公開した事は一度もありません。

 

 

他人がSNSで投稿する内容を批判するつもりは一切ありませんが、投稿する写真や文章を読めば、その人のレベルや格が伝わります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

半分は輸入に頼っている

2022.12.26

日本国内で使用される木材の約半分は輸入に頼っています。

 

 

残りの半分は国内で伐採される杉やヒノキの木材ですが、人材不足や林業の低迷などにより林業の生産力は極端に落ちています。

 

 

一昔前は、「あの山は俺が持っているんだよ!」と山を持っていれば将来の心配がいらない位の収入になりました。

 

 

しかし現在では「あの山は・・・」と言ったところで「それが何か?・・・キャンプ場でもやるんですか?」という時代です。

 

 

林業が衰退した理由はいくつかありますが、輸入材の比率が低い頃は国内生産の木材需要が高かったので林業がビジネスになりました。

 

 

ところが、安価で輸入出来る木材が市場に出回り始めると建築業者も輸入材を採用するようになり、国産材を購入しなくなったという背景があります。

 

 

現実的に私達も土台や柱は国産のヒノキを採用していますが、梁や野縁などの部材は輸入材を採用しています。

 

 

今後、国内の林業が発展する可能性は低く、現在の木材の調達ルートの変化は見込めないと予想しています。

 

住宅の床材に使われる木材のほとんが輸入材です。

 

 

オークは中国、チークは東南アジアなどが原産地で天井や壁に使う米杉は北米などから輸入しています。

 

 

もちろん、世界的な需要の高まりにより価格は高騰しており、以前の価格に比べると2倍になっている木材も少なくありません。

 

 

 

 

 

運がいい人と悪い人は存在するのか?

2022.12.25

事業で成功した会社経営者に話を聞くと、その多くは「私は運が良かったのです」と答えます。

 

 

しかし、その運とは本当に存在するものなのでしょうか?

 

 

私が考える答えはNOです。

 

 

例えば、コインを投げて表が出ると予想します。

 

 

1回目

 

 

コインは表になりました

 

 

2回目

 

 

2回目もコインは表になりました

 

 

3回目

 

 

3回目も表になりました。

 

 

このような現象は稀に起こりますが、こうした現象を「私は運が良かった」とは言えないのです。

 

 

その理由は、コインの表と裏が出る確率は50:50だからです。

 

 

表と裏が交互に出る時もあれば、表が3回連続で出るケースもありますが、回数を増やしていけば最終的に半々の確率になります。

 

 

つまり、誰にでも同じように運のようなものが回ってきているのが現実であり、その運を手に入れられたか?あるいは運と感じるか否かが重要になります。

 

 

運=チャンスであり、チャンスを手に入れる人=運がいい人という構図が見えます。

 

 

運やチャンスを手に入れるにはある方法があります。

 

 

それは、これから来るであろう未来のチャンスをイメージする事です。

 

 

事前に運をつかんだ様子をイメージすれば、現実の世界でチャンスが来た時に「これがチャンスだ!今手にいれるぞ・・・」となる訳です。

 

 

しかし、事前にイメージしていない人はチャンスが到来しても「・・・・」と無反応なのです。

 

 

未来のチャンスをセルフイメージし現実の世界で手に入れられれば、運の良い人の仲間入りになれるのかもしれません。

 

 

チャンスの神様は、この写真のような急階段の上にあるケースがあります。

 

 

急な傾斜で困難な階段を上がりきった時に運が舞い降ります・・・

 

 

「この物件はあなたのものですか?」

 

 

「いいえ私のものではありませんが、この物件は購入するつもりです」

 

 

「それは、いい判断ですね・・・」

 

 

とチャンスの神様がささやくのです。

 

 

良質な住宅を造ると安価で良質な商品が集まる!?

2022.12.24

質の高い住宅を造り続けていると、質の高い建材や部材を売りに業者さんが来ます。

 

 

「御社のこの商品と同等か少し高い性能の商品がこちらです・・・いかがでしょうか?」

 

 

「もちろん、価格は御社の仕入れよりもお安くしますのでご検討下さい」

 

 

このように良質な商品の取引をお願いされるケースが数多くあります。

 

 

私達は「今よりも質が高く価格が安いなら検討します」と伝え、まずその商品を採用してみます。

 

 

今まで取引のあった商品をいきなりチェンジするのではなく、新しい商品を採用し様子を見ます。

 

 

どのような商品でも採用してみなければ良し悪しはわかりません。

 

 

そして、双方の比率が1対9から5対5になるような場合もあり、時には全ての商品が以前の商品と入れ替わる事もあります。

 

 

今までの常識にとらわれず、新しい商品にチャレンジする事も大切だと考えています。

 

今年は、このスタイルにチャレンジしました。

 

 

見た目や年式にとらわれず、乗り心地や快適性を重要視したスタイルです。

 

 

固定概念を取り除きクリアな頭で考えればどんな事でも簡単に答えが出ます。

 

 

「気持ち良く安全かつ快適にバイクを乗りたい!」と思えばこんなスタイルもアリなのです。

 

 

 

 

 

後悔先立たず

2022.12.23

人間生きていれば日々決断の連続です。

 

 

「この商品にしようか?それともこちらにしょうか?」

 

 

「この事業を進めるべきか?撤退するべきか?」

 

 

「今日はカレーにしようか?それともシチューにしようか?」

 

 

など、常に決断する必要があります。

 

 

さて、こうした世の中で決断をしたものの、振り返ってみたら失敗した・・・というケースは少なくありません。

 

 

しかし、その失敗の大半は後で取り戻す事が出来ます。

 

 

つまり、失敗してもその経験が未来の自身の肥やしになり成長するのです。

 

 

では、住宅選びの場合はどうでしょうか?

 

 

「この家は豪華で素晴らしい・・・決めた!」

 

 

「可愛い家だからこの会社にしようっと!」

 

 

と決断したものの、住んでみたら光熱費は高額で家計を圧迫し、夏は暑く冬寒い住宅だったらどうでしょう?

 

 

「見た目は良かったけど、失敗した・・・・」

 

 

こうしたケースは少なくありませんが、この失敗は後で取り返しがついたり、自身の肥やしになるのでしょうか?

 

 

答えはNOです。

 

 

住宅は取得した後、簡単に住み替え出来ませんし仮に2件目を建築するにしても、今の住宅を売却するか、売却しない場合は30年後位の建て替えになるでしょう。

 

 

つまり、住宅選びの失敗は人生で大きな痛手になるのです。

 

 

 

私の知人でこんなケースがありました。

 

 

この方は弊社で建築を予定していましたが、ある時期私と疎遠になりました。

 

 

1年後、風の噂で「あの人が住宅を建築しているらしいよ・・・」と聞きました。

 

 

もちろん弊社ではなく他社で建築したのです。

 

 

あれから7年後、あるきっかけで私はその方と再会しました。

 

 

その方は開口一番「オカちゃんちで造れば良かったよ・・・」と後悔しており、他社で建築した自宅は、高額な光熱費がかかり夏は暑く冬は寒いというお話でした。

 

 

どれだけ経験豊富な人でも住宅選びで失敗するケースがあるので、細心の注意をしつつ住宅選びをする必要があるのかもしれません。

 

 

 

 

 

住宅の性能を上げただけでは快適な室内空間にならない!?

2022.12.22

住宅の高性能化は必須であり、これから来る未来の住宅は高性能かつCO2を排出しない住宅でなければなりません。

 

 

しかし、いくら住宅の性能を高性能化しても快適な室内空間は実現出来ません。

 

 

高性能化しても快適にならない???

 

 

正確に言うと、机上の理論で高性能化すればある程度快適な室内空間にはなりますが、人が感じる快適さは実現出来ません。

 

 

室内に人がいる時には、室内空気の温度と室内表面温度が重要であり、この2つの温度を制御しなければなりません。

 

 

室内空気の温度は、暖房器具で上昇させる事が可能なので比較的簡単に制御出来ます。

 

 

しかし、室内の内装材である床・壁・天井の表面温度を制御する方法は非常に難しいのが現実です。

 

 

更に開口部のガラス面の温度は室温に比べ低くなりますが、屋外の気温の影響を大きく受ける為、ガラス面の温度を制御するのは不可能に近いのです・・・

 

 

こうした原理・原則を理解していれば、ガラスの面積を抑制し内装材の温度を制御出来る輻射式暖房にする必要があります。

 

 

このような工法や暖房の方法、設計の考え方を持つ住宅建築会社や設計士は、ごくわずかしか存在しません。

 

 

というか、こんな面倒な事を考えて家造りをしていれば受注が困難になってしまうのかもしれません。

 

 

私は住宅の住み心地にとことんこだわる建築家です。

 

 

住んでどう感じるか?を考ええると今の家造りしかないのです・・・

 

 

 

 

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