羊毛断熱を採用する理由
2022.12.16
私達が造る住宅の外壁面の柱と柱の間には羊毛の断熱材を充填しています。
柱の外側には、硬質の断熱材を外張りするので内外ダブルの断熱になっており、構造材が熱橋(熱のロス)にならないよう施工しています。
羊毛断熱材を採用する理由はいくつかあります。
自然素材であり人に優しい
調湿効果がある
一般的な繊維系断熱材は表面にビニールのシートが付いているので調湿効果は得られませんし自然素材でもありません。
一般的な住宅は断熱素材に調湿させる工法ではないのでグラスウールやロックウールなどの断熱材で問題はありませんが、私達が造る住宅は断熱材の付近に空気を通す工法なので自然素材である必要があります。
この辺りの説明は文章にするとややこしいので、弊社実験棟でご確認下さい。
目では確認できませんが、室内の壁と羊毛断熱材には空気が通るスペースがあります。
今見える内装材の内側も空気が移動しています。
外壁材・外壁下地・屋外通気層・外張り断熱・羊毛断熱・室内通気層・内装材の順で外壁面の壁の厚さは200ミリを超えます。
外壁面のボリュームはバーガーキングのダブルワッパーのような感じです・・・