真心を込めた仕事
2022.11.12
家造には目に見えない質があり、完成すれば同じように見える住宅建築でも全く結果が異なります。
住宅建築は予算と工期があるので、予算内でおさめるのはもちろん工期内に工事を終える必要があります。
その過程では、職人さんの手配やお客様とのスケジュール調整、工事に入る前の段取りや工事中の近隣への配慮、工事後の入念なチェックなども重要です。
しかし、上記の内容を全て満たしていれば問題ないのでしょうか?
私の答えはNOです。
上記の内容に真心を込めれば最善の仕事になりますが、真心がなければ工事は完結するものの最善ではないというのが私の考え方です。
最善の仕事にならない場合はこんなケースがあります。
お客様からクレームがある
協力業者さんとの間に不信感が残った
業者さんや職人さんとのやり取りの中で意思の疎通が出来なかった
など、仕事に携わる人の心の中に問題点が残れば最善の仕事ではありません。
最善の家造りをする為には、家造りに真心を込める必要があります。
この真心とは熱意であり相手に必ず伝わるものです。
住宅が完成しても熱意や真心がなければ3流の仕事であると考えています。
私が見る限り一流の仕事をしている人は限られています。
現場の担当者や職人さんなど数多くの人達が家造りに携わっていますが、一流の仕事をしている人はほんの数人です。
それでも工事は進み現場は完成しますが、私が理想とする家造りとは住宅建築に携わる全ての人に真心を持って仕事に挑んでもらう必要があると感じています。