カリスマ経営者との再会
2022.09.28
今回も前回からの続きですがお付き合い下さい。
私がメンターとしていた方と会わなくなって10年が経過しましたが、あるきっかけで約1年前に再会しました。
その方の会社へ向かうと置いてある車は当時と同じ車でナンバーも同じでした。
緊張しながら社内へ入ると大勢の社員さんから「こんにちは!」と元気のよい挨拶が飛び交い、社員さん達の奥の方には私のメンターであるカリスマ社長が立っていました。
「やぁ~久しぶりだね、岡ちゃん!」
「大変ご無沙汰しておりました・・・」と挨拶を交わし約1時間お話しました。
この社長の会社は最盛期に100億円の売り上げがあったものの、近年の不況により売り上げが半減し赤字の月が18か月も続いたようでした。
赤字の額を合計すれば尋常ではない数字です。
しかし、こうした厳しい状況にもかかわらずメンターの目は光りやる気が漲っているように感じました。
「この業界で心のある商品を販売したいんだよ!」とカリスマ社長は言いました。
会社の固定経費の削減や様々なコストダウンに取り組んだ結果、売り上げが最盛期の半分でも利益が出る体制も構築されているようでした。
私はこのカリスマ社長と再会し、表情や話す内容を聞いて「この人ならきっと会社を建て直すだろうな・・・」と感じました。
大きな負債があっても、トップの類まれなる熱意とカリスマ的な経営や指揮が出来れば、復活という2文字が見えてくるのかもしれません・・・
どのような苦境に立たされても、素直な気持ちと自身のエゴを捨てる考え方があれば、今までの流れを一変出来ます。
カリスマ経営者は、どのような状況でもカリスマ社長だと感じた出来事でした。