今から10年前
2022.08.9
今回は過去のお話ですがお付き合い下さい。
今から約10年前、私は43歳でした。
当時、会社経営者が集まる団体に所属しており定例会や会合などが毎週のようにありました。
こうした集まりの後は決まって飲み会がセットされており、ほぼ毎週のように集まっては酒を飲む生活が続いていました。
この団体の他にも事業で成功している経営者達が集まるグループにも顔を出していたので、毎月ゴルフと飲み会はセットでした。
この他にも会社でお付き合いのある協力業者さんの社長と飲食する機会もあり、週に2回3回と外で飲食するのが当たり前の時期でもありました。
私は当時こんな事を考えていました。
「今は、こうしたスタイルでいいのかもしれないが、景気が悪化し会社の経営が上手くいかなくなったらどうしよう・・・」
周りを見渡してもこのような考えを持つ経営者は誰1人として存在しませんでした。
私はこうした状況を冷静に考え誰に相談するでもなく、1人で閉じこもるスタイルに方向転換したのです。
会社経営者の集まりもなし、事業で成功している人達との交流もなし、お付き合いのゴルフや飲み会も一切お断りしました。
つまり、今までお付き合いのあった人達との交流を遮断し、自身で考え行動するスタイルにしたのです。
その結果ある方向性が見え、その方向へ歩き出して10年が経過します。
私が当時やりたかったのは、自身が経営する会社の安定した経営と景気悪化時のリスクヘッジでした。
私は当時、不動産投資というリスクヘッジの手法を取り入れ現在に至ります。
その結果会社の経営は安定し、不景気のリスクもヘッジ出来た訳です。
もしも、あのまま宴を上げ続けていたとしたら今のオカケンホームも不動産投資会社も存在しなかったかもしれません・・・
私はビクビク経営者なので、常に怯えながら会社を経営しています。
「今はいいけれど、来年は大丈夫かな?」
「現場で事故が起こったら大変だ・・・どうしたら事故を未然に防げるだろうか?」
「社員が辞めたら仕事が進まなくなってしまう・・・どうしたら社員が辞めないだろうか?」
など、毎日心配しながら会社経営にあたっています。
しかし、こうした心配性の私であったからこそ、今の盤石な経営基盤が出来たのかもしれません。