連日の猛暑がもたらす住宅造りの変化
2022.07.1
今週はまだ6月なのに梅雨が明け連日猛暑が続いています。
私の過去53年の経験上、6月の気温が連日40℃近いのは初めてです。
この猛暑によりエアコンを全力運転している住宅がほとんどですが、電気料金の値上げにより「今月の電気代はいくらになるのかな?」と心配する方も少なくないと思います。
こうした状況に強いのは高性能住宅である事は間違いありません。
高断熱・高気密であり、開口部から熱の侵入を防ぎ日射遮蔽出来る庇や軒を持つ住宅であれば、エアコンにかかる電気料金はさほど気になる金額まで至りません。
これからの未来、更に気温が上昇し電気料金も上がる傾向にある事を考慮すれば、住宅の高性能化は必須であるのは言うまでもありません。
見た目がどうの・・・豪華さがどうの・・・などという価値観で住宅を建築してきた業者が淘汰されるのは時間の問題なのかもしれません。
その理由は、政府主導で高性能住宅しか建築出来ない法案が先日可決されました。
これは大きな意味があります。
高性能住宅が今後見直される要因は3つ
国策である
電気料金が今後も上昇する
気温が年々上昇している
今まで注目されていなかった高性能住宅がスタンダードになる準備は完了したのです・・・
近年、住宅建築希望者の価値観は完全に変化しています。
「大手メーカーで建築したから安心!」
「あの会社でオシャレに造ってもらいました!」
「豪華で自慢できる家になりました!」
「あの設計士に依頼してデザインが素晴らしい家が出来ました!」
という過去の価値観は捨て去られ、全く新しい価値観を持つ賢い人達が家造りをする時代に入ったのです。