適正な断熱設計
2022.06.13
住宅には断熱が必須であり、どんな住宅でも断熱しています。
しかし、全ての住宅が適正な断熱が出来ているかというと、そうではありません。
適正な断熱という基準は特にありませんが、世界の住宅を参考に基準を設定するとすればある程度の基準が見えてきます。
北欧ドイツなどの住宅は断熱性能が高く、南へ移動するにつれ各国の断熱性能が低下する傾向にあります。
日本は比較的北に位置しているので、北欧の断熱基準を参考にする必要があります。
現在日本で建築されている住宅の大半が内断熱(充填断熱)であり、外壁面の厚さは100ミリです。
外断熱(外張り断熱)では、外壁面厚さが50ミリ程度とされています。
上記の断熱では少々断熱不足であり適正な断熱とは言えません・・・
天井や屋根の断熱も100ミリ~200ミリ程度が多いようですが、これも断熱不足と考えて良いでしょう。
適正な断熱工法と断熱厚さを確保している住宅建築業者を探す事は、家造りで成功する早道なのかもしれません。
「チマチマした断熱なんかしていないで、もっと厚くすればいいんじゃないの?」と考える人は少なくないと思います。
確かに私もその1人ですが、住宅建築業者はそうしません・・・
なぜでしょうか?
ズバリ、コストアップを避けているからです。
断熱材を厚くすればする程、製造原価がアップするので利益は減り受注が困難になるからです。
製造原価がどれだけアップしても適正な断熱を行うのも当社の特徴です。