昔の作り方を知っているか否かで大きな差が出る
2022.04.22
私が住宅造りでデビューしたのは6歳の頃で、この道47年になります。
当時の私は小学生でしたが、住宅がどのように出来上がるのか?をよく記憶しています。
基礎や土台、柱や梁などを組み立てて、屋根を作り外壁や内装工事に入ります。
つまり昔の造り方を知っているお陰で今の家造りの問題点にも気づくのです。
「あの納まりは問題だな・・・」
「ここは、こうして作った方がいいのだが・・・」
と住宅の工事現場へ行くと様々な問題点に気づきます。
昔の家造りの方法には理由があるので、旧来の作り方と新しい作り方をミックスするのも私の家造りの特徴です。
何となく仕上がっているインテリアですが、この一枚の写真にもこだわりの納まりがあります。
太柱の仕上げや入口の高さや梁の納まりなどにもこだわります。
テレビの後ろの壁や間接照明も納まりが良くなるようディティールを考えます。
こうした1つ1つの納まりにこだわる事で良質な納まりになり、上質な住宅が出来上がるのです。