住宅造りの根本から見直す
2022.04.21
現在の日本は様々な問題が山積しています。
インフレによる物価の上昇
円安による輸入品価格の高騰
ロシアからの輸入規制による品物不足
などがあり、私達のような住宅建築業者も様々な問題が直撃しています。
さて、このような難局は私が会社経営者として25年間の間に一度もなかった出来事であり、問題解決は一筋縄にはいきません。
私は今回の諸問題を解決すべく、ある手法を取り入れる事を決めました。
それは、日本企業のほとんどが今回の問題に価格転嫁するのに反し価格転嫁しない方法です。
価格転嫁しない?
完全に頭が狂ったのか?と感じる方も少なくないと思います。
私は住宅造りの根本から見直し、木材1本・ベニヤ1枚から不必要なものをピックアップし図面化して新しい家造りの方法を考えています。
「現場へ運ぶ木材のトラックが3台か・・・・1台になれば運搬費が1/3になるのにな・・・」
当然ですが、こんな事は現実化出来ないようですが、私の考えでは「ベニヤをこの業者さんへお願いして、ここをこうして・・・」と打開策を考えます。
そして先日、構造材の供給業者さんへ「トラック1台になりませんか?」と相談すると
「ギリギリですが、何とかなります!」という回答をいただきました。
意志あれば道あり!
住宅建築業界の常識を根底から覆すのが私の仕事なのです・・・
トラックを減らすだけではなく、ベニヤの厚さや構造材の樹種、組み方や施工方法なども根本から見直しています。
もちろん断熱に関しても「この断熱は本当に必要か?」など検討を重ねています。
弊社を信用して「オカケンで建てたい!」と言ってくれるお客様に対し「はい喜んで!」と家造り出来る工務店になる為には、価格転嫁せず価格は据え置き!の一択です。
会社の利益を最優先しないのも私が大切にしている経営哲学です。