建売住宅の売れ行き
2022.04.6
昨日、取引のある不動産会社の社長から建売住宅の売れ行きについて話を聞きました。
「県内で手広く建売住宅を手掛けている会社の販売棟数は昨年度の2/3らしいですよ」
「もう1社の大手も同様に売れ行きは30%減のようです」
これを聞き私は「やっぱりな・・・」と感じました。
その理由はいくつかの要因が重なっていると考えます。
新型コロナウィルスによる景気後退
資材の高騰による製造原価(販売価格)の高騰
円安による輸入資材の高騰
いくつかの要因が重なり建売住宅の販売棟数が減っているのが現実です。
こうした流れは建売住宅だけではなく、注文住宅にも波及していると予想しており、私達のような地方の工務店も対岸の火事ではないのです。
私はこうした状況を鑑みて、自社で施工する住宅の構造や工法など家の造り方を根本から見直し、協力業者さんと膝を突き合わせ話し合いコストダウン出来る部分を探っています。
すでに改善につぐ改善でコストダウン出来る部分は限られていますが、5%~10%のコストダウンが出来る方法を模索しています。
今の私の頭の中は、朝から晩まで住宅造りのコストダウンの事ばかりです。
「あの造り方をやめて、こうしたら省力化出来るだろう・・・」
「この部材がなくなれば、手間も減りコストダウン出来るかも・・・」
そして、私の頭の中にある方法を協力業者さんに伝え現実に出来るか?否かを協議しています。
価格転嫁という安易な手法を選ばず、面倒で難しい価格据え置きを目指すのが私の経営手法です。