木表と木裏?
2022.02.8
今回のタイトルも住宅建築関係者でないと知らない木材の呼び名です。
木材の中心から年輪は放射線状に輪を書いています。
中心に面している部分が木裏であり外側に面している部分が木表です。
木表側に木材は反る性質があるので、この点を知らないと適正な使用が出来ません。
内装材や床材の表面は木表であり木裏を表面にする事はありません。
その理由は木裏を表面にすると、ささくれが出てしまうからです。
こうした木材の性質を知っていれば、とげが刺さるような木材の使い方はしないのですが、知識の乏しい施工者がいるのも事実です・・・
この床板の表面は全て木表です。
ごく稀に木裏が表面になっている事もありますが、手で触るとザラザラしていて、トゲが刺さるような感覚があります。
そこに暮らすご家族の足にトゲが刺さるような住宅は造れないので、木表と木裏を十分注意して施工する必要があります。