赤身と白太?
2022.02.7
今回のタイトルは住宅建築業界の専門用語です。
建築業界人以外で赤身と白太を知っている人は多くありません。
赤身と白太とは、木材の呼び名であり赤身は木材の中心辺りにある心材で木の色が赤身かかっていて水に強く硬さもあります。
白太は、木材の外側にある辺材で木の色は白っぽく、水に弱いものの柔らかく加工性に優れています。
どちらが優れているという事ではなく、心材である赤身の木材は柱や土台に適しており、辺材である白太は木目が美しく狂いにくいので内装材に適しています。
この点を理解していれば、逆の使い方はしないのですが、木材を知らない住宅建築業者は辺材を構造材にしたり心材を内装材に使用する事もあるのです・・・
弊社の男性社員は全員大工の経験があり、様々な木材を扱ってきたので赤身と白太のような木材の性質を知っています。
私は木材マニアなので、一般的な住宅建築業者が採用した事がない木材を扱ってきました。
ボンゴシ・イペ・セランガンバツ・マホガニ・アサメラ・ゼブラウッドなどです。
この実験棟の床も珍しい床板でリンゴアという花梨の一種です。