全棟気密測定を行う理由
2022.01.5
私達は約25年前から建築した住宅の気密測定を行っています。
当時は、関東圏で高気密・高断熱住宅が建築され始めた時期でしたが、気密測定を行う住宅建築会社はほとんどありませんでした。
しかし私達は1棟1棟気密測定器を使い家の隙間がどの位あるのか?を測定し、隙間を見つけては気密テープや発泡ウレタンで隙間を塞ぐ日が続きました。
こうした施工を続けていると気密測定をする前に「あの場所は隙間がありそうだから、テープしておくか・・・」と先回りして隙間をなくす施工へと変化しました。
すると、施工棟数が増えるにつれ隙間の少ない住宅の施工が出来るようになりました。
私達の気密測定は一般的な会社と異なる点があります。
それは、施工途中に1回測定し隙間の量を計測します。
施工途中の測定では、気密測定器を回しながら隙間がどこにあるか見つけ塞ぎ気密性能の高めます。
そして、大工工事や内装工事を経て建物が完成した後にもう1回気密測定します。
完成後に再度気密測定する理由は、万が一施工不良により気密性能が損なわれていないかの確認です。
こんな面倒な事をしている同業他社は皆無です・・・・
ですが、私達は25年前から地味に行っているのです。
気密測定を外注の業者さんにお願いすると1回の測定で5万円程度かかります。
この費用が惜しいのか?気密性能が低いので測定しないのか?わかりませんが、このご時世でも同業他社は気密測定を行っていません。
私達は、自社で気密測定器を購入し全棟測定しています。
気密測定器は高額であり約200万円しますが、本物の気密住宅を建築するには必須の測定器です。
高性能をアピールする住宅建築会社があったらこんな質問をしてみましょう!
御社は1棟で何回気密測定しますか?気密性能は平均でどの位ですか?と・・・