驕りが成功者をダメにする
2021.12.27
私は数多くの会社経営者を見てきました。
その数は500名を超えます・・・
会社経営者は大きく分けて2つのタイプに分かれ、先代から事業を継承する経営者と叩き上げの創業経営者です。
どちらが優れているとか、どちらが優位という訳ではありませんが、それぞれ特徴があります。
先代から会社を引き継ぐタイプの経営者は、比較的高学歴であったり頭の回転が速いタイプが多く、話をしても理路整然としています。
創業経営者は、学歴よりも現場での実績が豊富であり、力量もあるのでパワフルな経営をするタイプが多いように感じます。
こうしたパワフルな経営で事業が順調に推移するケースも多く、事業拡大や売り上げ拡大の方向に舵を切るのも創業経営者に多く見られます。
しかし、このようなケースには落とし穴もあります・・・
それは、事業が順調に進んでいる時の驕りです。
驕りが出始めると、取り巻きはイエスマンだらけになってしまい、最後は裸の王様になるケースも少なくありません。
どんなに会社が良い状況であっても驕りが成功者をダメにします。
驕りや慢心になっている経営者も数多く見てきましたが、本人は全く気付いていないケースがほとんどです。
会社のトップに注意する人はほぼ存在しないので、そうなってしまうのかもしれません。
人の振り見て我が振り直せではありませんが、自分自身で我が身を客観的に見る習慣が必要なのです。