無形の資産と有形の資産①
2021.11.30
かつて企業が活動する際に必要なのは、人・モノ・金と言われていました。
これらはある意味有形の資産であり、会社の貴重な機動力だと考えられてきました。
しかし、時代は変化し有形の資産が会社の足かせになっているのでは?と考える人が増え始めています。
例えば、人に関しては福利厚生費や給与などの支払いがあり、毎月大きな費用がキャッシュアウトします。
モノに関しては、工場や土地などの不動産には固定資産税がかかり、設備に関しては設置費用が驚くほど高額です。
金については、「金があれば何でも出来るし、会社にとって必要だろう!」と三流の経営者は考えますが答えは全く違います。
資本主義社会では緩やかなインフレに誘導されており、仮に30年前から1億円を保有していた企業があったとしても今の1億円とは価値が全く異なります。
ただキャッシュを持っているだけでは何の意味もないのです。
また、銀行からの借り入れでお金を得ようとすれば金利の負担がかかるので、ジワリと経営を圧迫します。
人・モノ・金という有形の資産は現代の世の中では会社のお荷物になっているのかもしれないのです。
続く・・・