高性能住宅は3点セットで十分!?
2021.11.15
高性能住宅の3点セットと言えば
高断熱
高気密
計画換気
上記の3点が思い浮かびますが、これらが揃えば高性能住宅になるのでしょうか?
私の日記をご覧いただいている方なら「そりゃNOでしょう~」と答えると思います。
もちろんNOです。
まず高断熱と言っても断熱材の素材と厚さ、熱伝導率を注意して見る必要があります。
グラスウールやロックウールなどの繊維系断熱材100ミリの場合は高断熱とは言えません。
その理由は、繊維系断熱材は熱伝導率が比較的高く熱を通しやすく100ミリの厚さでは少々断熱が不足します。
高気密については、1.0CM2/M2~2.0CM2/M2程度の気密で高気密をアピールする会社もありますが、このレベルでは計画的な換気は難しく自然換気の影響で熱の流入や流出が大きくなります。
0.5CM2/M2前後の気密レベルなら高気密住宅と言え自然換気の流入や流出を抑え計画換気も性能通リに行えます。
計画換気も第三種と第一種換気がありますが、住宅の性能を高めた高性能住宅なら第一種換気を選ぶのが最善です。
換気による熱のロスは、家全体の熱損失の30%程度になる為、換気による熱ロスを防ぐ事は高性能住宅を造る上で非常に重要です。
また、上記の3点セットの他には冷暖房設備と日射遮蔽や開口部の性能も住み心地に大きく左右します。
暖房は輻射式が快適に感じ、開口部のガラスを真空トリプルガラスにすれば冬季の窓付近も寒く感じません。
日射遮蔽については、冬至と夏至の太陽高度を考慮した軒や庇の配置が必須です。
軒や庇は夏季の日射が室内に入るのを防ぐ事が出来るので、室温上昇を抑えられます。
高気密・高断熱・第一種換気・輻射式暖房・真空トリプルガラス・日射遮蔽の6点セットがあれば高性能住宅と言えるでしょう。
しかし、現実的に6点セットを完備している住宅を建築している会社はほとんどありません・・・
もちろん私達が造る住宅は6点セット完備です。
私達は高性能造りのパイオニアとして高崎の横綱工務店を目指しています。