物事出世をするのには話し相手番頭役が肝心さ!
2021.09.3
廣澤寅蔵という浪曲師の話に中に森の石松金毘羅代参というのがあります。
この話は、石松の親分である清水次郎長から依頼を受けて金毘羅様へ代わりにお参りに行く様子を浪曲にしています。
「江戸っ子だってねぇ~」
「神田の生まれよぅ!」
というフレーズを知っている方もいるかと思います。
その道中で「物事出世をするのには、話し相手番頭役が肝心さ・・・」という部分があります。
清水次郎長は、東海道一番の大親分として有名ですが、次郎長には28人の子分がいたそうで次郎長28人衆とも呼ばれていました。
次郎長が東海道一の大親分になれたのは、自身の力量があったのはもちろんですが、優秀な子分に恵まれた事も一因だと言われています。
つまり、次郎長の子分である大政や小政、石松の存在があったからこそ今に語り継がれる人になったのです。
私もこうした番頭役を重要視する経営者であり、現社長である弟の存在は欠かせません。
どんな些細な事でも相談し話し合い最善の方法を選択します。
こうする事で物事を冷静に判断し会社にとって一番良い方向を導き出せます。
会社経営者に多いのは独断で物事を進めるタイプですが、良い結果が出ているうちは何の問題もありませんが、悪い方向へ向かい始めると修正が不可能になってしまうのです。
番頭役と上手に付き合う事で、親分の値打ちが上がるのは今の時代も変わりないのかもしれません・・・
商売の原点は人である事は言うまでもありません。
お金でもなければ、人工知能でもありません・・・
人が考え人が中心になり商売は展開します。
会社のトップと番頭こそが会社の未来を担う重要なキーマンなのです。