流行れば廃る①
2021.07.23
流行は世の中に行き渡ると必ず廃ります。
私が18歳の頃、ファッション業界ではDCブランド(デザイナーズブランド)が流行りの絶頂でした。
コムサデモード・コムデギャルソン・メルローズなどのブランド店にハウスマヌカンという売り子がいた時代です。
この頃は、1着数万円~数十万円という高価な洋服が飛ぶように売れたバブルの時代でもあったのです。
その後、バブル経済は崩壊しアメカジブームが巻き起こりました。
ビンテージのGパンにネルシャツとレッドウイングのアイリッシュセッターやエンジニアブーツを身にまとう若者達が溢れた時代に入りました。
DCブランドからアメカジブームに移行した好景気の後、日本は失われた20年の不景気を経験します。
景気は低迷し労働者の賃金は上がらず、庶民は安い服を購入する方向へ流行りが移行しました。
ユニクロやGUなどの安価で良質な洋服が市民権を得た時代へ突入し、現代の流行りもこの流れが続いています。
ファッション業界の話が長くなってしまったので、住宅業界のお話は次回にさせていただきます。
ちなみに私は流行に流されるタイプではないので、20歳の頃から着る洋服は一貫しています。
もちろんアメリカンカジュアルです。
GパンにTシャツ、革ジャンやブーツに流行りはありません。
いつの時代にも変わりない不変のファッションで時代の流行りを追いかけない住宅を造ります。