どの位の量を換気しているか?
2021.06.7
住宅には24時間換気システムの設置が義務化されています。
換気システムの種類は様々であり、一体どの位の換気量を確保出来ているか把握している住宅建築会社は多くありません。
その理由は、換気装置を設置後に風量を測定していないのが原因です。
換気装置にはカタログ上記載されている風量がありますが、そのほとんどが配管の圧損などで数値通りの風量にはならないのが現実です。
つまり、カタログ上で必要換気量を満たしていても現場に取付した段階で性能通りの風量にはならないので現地で風量測定を行う必要があります。
測定するのは当たり前なのでしょうが、真面目に風量測定をしている住宅建築会社はほとんどありません・・・
お粗末なお話ですが、これが現実なのです・・・
もちろん私達は皆さまご存じの通リ真面目な工務店なので全棟風量測定しています。
現場で配管工事終了後に一度測定し換気不良がないか確認します。
この現場施工時に一度風量測定を行う理由は、万が一配管の接続ミスなどにより風量が極端に少なかったり、接続不良により排気が出来ていないケースを避ける為施工後に確認します。
そして、建物が完成した後にもう一度風量測定し微調整を行い完了となります。
換気の風量は非常に重要であり、その場所によって必要な換気量が異なります。
適正な風量を換気出来ていれば結露しない住宅になります。
浴室も窓を開けて換気しなくても結露しにくく、翌日には乾いている状態になります。