実験データに基づきスペックを変更する
2021.06.1
私達が造る住宅のスペックは常に進化し変化しています。
例えば、断熱材や開口部(窓)なども数年に一度位の頻度でチェンジします。
住宅の重要な部分である断熱や開口部や換気について部材変更する会社は少ないのですが、私達は実験データに基づきチェンジしています。
実験データとは、自社で試験的に行うものやパートナーシップを結ぶ同業他社からのデータもあります。
例えば、断熱材を発泡ポリスチレンからフェノール系の断熱材にチェンジしたり、開口部をペアガラスからトリプルガラスにチェンジしたケースもあります。
また、遮熱していた部分を新しいデータに基づき遮熱をなくしたりする場合もあります。
これは一見「スペックダウンになるのでは?」と思われがちですが、そうではありません。
実験データに基づくと遮熱の効果が薄い場合は、その工程を省けばコストダウンになります。
良質な住宅を造るには、高性能にする必要がありますが、この点だけにとらわれているとコストアップが最大の問題点になります。
実験データに基づき、最小限のスペックで最大限の性能が発揮出来る住宅を造るのが私達の使命でもあるのです・・・