勝てば官軍負ければ賊軍!?
2021.04.4
タイトルの内容はあまり聞きなれない言葉ですが、お付き合い下さい。
戦国時代は全国の武士達が戦う世の中でした。
刀や槍、鉄砲などを使い相手を倒すのが常識であり、今では考えられない時代でした。
では、現代は戦国時代と変わりあるのでしょうか?
私はNOだと感じています。
現代のビジネスの世界でも勝てば官軍負ければ賊軍の時代に変わりなく、企業は商売相手に負ければマーケットから退場のカードを提示されます。
退場のカードとは、銀行融資のストップです。
企業は赤字を出すと銀行からの融資が難しくなり、債務超過になるとより融資が困難になります。
銀行融資が途絶えると支払いの能力が落ち、支払いを待ってもらうようお願いします。
すると、協力してくれる人達は次から次へと離れてゆきます・・・
こうなるとレッドカードであり、企業はあと数か月の命になります。
そして、来るべき日が来る訳です。
倒産した会社は多方面から様々な事を言われます。
「あんなに風呂敷を広げるからだよ・・・」
「あんな高級外車に乗ってるからだよ・・・」
「ゴルフや夜遊びばかりしていたからだよ・・・」
など業績が良かった時は、一切出なかったコメントが一気に噴出します。
まさに勝てば官軍負ければ賊軍の世界なのです。
私は負け戦をしないタイプの現代の侍です。
負ける可能性が1%でもあるのなら、戦をせずじっと我慢します。
負ける可能性がなければ戦に挑みます。
これは、リスクヘッジであり戦国時代と違う部分です。
現代の世の中では戦をしないという選択もあり、勝つ事よりも負けないという事が重要なのです。