目新しいモノを安易に提案しない理由
2021.03.24
住宅に関連する建材や内装材などは、少しづつですが進歩し新しい商品が出ています。
例えば、新素材の床材や目新しい壁紙なども毎年出ています。
その商品に価値があればお客様へ提案しますが、私達は比較的定番の建材を提案するケースがほとんどです。
それは、無垢の床材や天井に張る米杉の板やコストパフォーマンスの高い内装ドアなどです。
新しい建材や商品を否定する訳ではありませんが、今まで私達が採用して提案してきた商品には実績があります。
狂いの少ない無垢の床板や隙の出にくい米杉の板などは、10年・20年経過しても何の問題もない事が証明されています。
キッチンや洗面台、浴室やトイレなどの住宅設備に関しては、新商品の方が高性能であるケースがほとんどなので、新商品をご提案しています。
実績のある定番商品と高性能な新商品を組み合わせて、最善の提案をお客様にするのも当社の特徴です。
良質な無垢の床材にも欠点はいくつかあります。
隙間が出ない反面、床板が鳴くケースもあります。
実際、私の家もこの実験棟と同じリンゴアの無垢材を床に採用しましたが、床鳴きがありました。
2年程度様子をみましたが、床鳴きがなくならないので特殊な樹脂を注入したところ床鳴きは一切なくなりました。
こうした失敗や対応を繰り返し、最善の提案を行っています。