起業家と事業継承者の違い
2021.03.21
起業家とは、事業が0の状況から1を作り出します。
0から1を作り出すのは簡単そうですが、実際にやってみると簡単ではありません。
新規で会社を興した法人の約90%が10年以内に倒産している事を考えると、0から1を作り出し会社を継続するのは至難の業です。
事業継承者のケースは、すでに1あるものを1あるいは2にする役割があります。
これも簡単そうで簡単ではありませんが、起業家と事業継承者は全く異なる性質を持っています。
起業家は、今まで存在しないモノやサービスに積極的に取り組んで0から1を作り出そうとします。
事業継承者は、1を保つ事にフォーカスし出来るだけ0にしない事に注意します。
つまり、攻めか守りかの違いがあります。
どちらが優れているとか、どちらが良いという事ではなく、全く性質そのものが違うのです。
私は起業家であり、現社長は事業継承者なので意見が異なるのは当然とも言えます。
これはビジネスに対してのスタンスが違うだけであり何の問題もありません。
その理由は、向かう道はだた1つしかないからです・・・
ビジネスを行う理由は会社の為ではありません。
世の中に必要とされ、人に求められているモノやサービスを行うのがビジネスであると考えています。
世の中や人々に役に立つ仕事をした結果、会社は報酬を得られ継続出来るのです。
つまり、この点を理解していない起業家達が次々と淘汰されているだけの話なのです・・・