宴は終わったのか?!
2021.02.7
約1年前から始まった新型コロナにより、世界中どこの国どの業種にも悪影響が出ています。
コロナ前は、グローバル経済が進み全世界が1つのマーケットになるべくサプライチェーンが構築されました。
しかし、各国の国境は封鎖されサプライチェーンも寸断された事によりビジネスが停滞するようになりました。
例えば、日本国内で販売されている住宅用トイレの便器も中国から基盤を輸入しており、国内の流通がストップしたのは記憶に新しいと思います。
このように全てのモノが全世界で生産されているケースは大きなリスクを抱えているのです・・・
モノだけには留まらず、旅行業や飲食業、アパレルといった業界もこの1年間は大きな打撃を受けました。
倍々ゲームのように出店すれば売り上げが上がり、利益も倍増するような経営手法は終焉を迎えようとしています。
過去の10年間を振り返ってみると意外な真実が見えてきます。
それは、「過去の10年間が異常だったのかもしれない・・・」という事です。
バブル時代には「今がバブルである」と感じた人は少数派であり、バブルが弾けて「アレがバブルだったのか・・・」と感じるのが大多数を占めていたのです。
つまり、過去の10年はある種のバブルだったとも解釈出来るのです。
この1年で過去10年間の宴は一旦終わったと考えて良いのかもしれません・・・
私は約10年前にある予測をしていました。
それは、経済は10年おきに失速するので次の不況への準備が必要であると考えたのです。
過去を振り返ると
1991年 湾岸戦争
2001年 NY同時多発テロ
2010年 イスラム過激派組織の台頭
などがあり、過去にこうした世界的な出来事は約10年単位で起こっているのです。
世界が平穏な時こそ、次に来る不況の準備が必要なのは言うまでもありません・・・