高性能住宅を造るきっかけ
2021.01.24
オカケンホームは平成8年11月1に起業しました。
当時の私は28歳で大工の職人でした。
朝日が昇る前から寅一の作業服に身を包み地下足袋を履いて弁当を持ちタオルを1本首にかけて現場へ向かう日が続きました。
私は現場で大工の仕事をしながら休憩時間には、日本国内の住宅会社の資料に目を通していました。
「これからの時代はどんな住宅を造ればよいのだろうか?」
「洋風?和風?ツーバイフォー?輸入住宅????」
しかし、どの住宅建築会社のカタログを見てもピンと来るものはありませんでした・・・
ある日、いつのもようにどんな住宅を造るべきか?考えていた時に化石燃料の枯渇の話をする人がいました。
当時の学者達は「あと30年で地球の燃料が枯渇する」と予想していました。
私は「これだ!」と感じ化石燃料を使わない高性能住宅を建築する事を決めたのです。
関東圏で高気密・高断熱住宅を造る会社はほとんどなく当時県内に数件しかありませんでした。
何のノウハウもない中、北海道の札幌に本社を置く会社と業務提携し技術を教えてもらう事になりました。
この会社の指導のお陰で、外壁ウレタン断熱100ミリ、天井セルロースファイバー断熱250ミリ、樹脂サッシ+ぺガラス、第三種換気システムの住宅を建築出来るようになりました。
これが第一棟目の高性能住宅の建築であり私達の家造りのルーツです。
あれから24年が経過しますが、当時考えていた化石燃料を使わない高性能住宅造りの考えは1ミリも変わりありません。
いよいよ、時代が私達に追いついてきたのかもしれません・・・