石油不安ヒーターやガス不安ヒーター
2021.01.4
冬季にはどの住宅にも暖房設備が必要です。
一般的には下記の暖房器具が多く使われています。
こたつ
石油不安ヒーター
ガス不安ヒーター
エアコン
なぜ不安ヒーターという表現にしたかと言うと、ファンヒータには大きな不安があるからです。
その不安とは、燃焼時に排出される一酸化炭素を室内へ排気する暖房設備だからです。
石油ファンヒーターで灯油を1リットル燃焼させると、約1リットルの水蒸気と多量の一酸化炭素を室内へ排出します。
これは、車の排気ガスを室内へ導入しているのと同じ状況であり非常に危険です。
これを危険と感じていない設計師もごく少数ですが存在しており、ガス不安ヒーターや石油不安ヒーターを推奨しています。
住宅設計の観点から見てもありえません・・・・
現在建築されている日本の住宅のほとんどが高気密住宅である事を考えると、上記のような一酸化炭素が発生する暖房器具を使用すれば100%人体に悪影響を与えます。
人体の悪影響があるのを知りながら、断熱効果が弱い住宅では暖房効率の高い不安ヒーターを勧める設計師が後を絶ちません・・・
定期的に窓を開放して暖房器具を使うのが不安ヒーターの本来の使用方法ですが、開放していない時は常に一酸化炭素を吸いながら生活しているのが現実です。
不安ヒーターを勧めるニセモノ建築師にはご注意下さい。
私達は床下にエアコンを設置し暖房します。
もちろん一酸化炭素の発生はゼロ水蒸気の発生もゼロです。
定期的な窓の解放による換気も必要ありません・・・
だって、せっかく暖めた空気を窓を開放して放出したのでは、もったいないからです。
性能の乏しい見栄っ張り住宅で不安ヒーターで暖房し一酸化炭素を吸いながら窓を開放してエネルギーを無駄にするのは、現代の住宅の考えとは逆行しているのです・・・