約半年前の6月1日にターニングポイントがあった
2020.12.4
今から約13年前に私達は家の造り方を根本から変えました。
それまでは、高断熱・高気密住宅に室内暖房で施工していましたが、13年前からは高気密・高断熱住宅に床下暖房を取り入れ、外壁面は内外ダブル断熱工法で施工しました。
あれから約200棟を施工する経過で様々な改善と検証を繰り返し、約3年前に今の工法になりました。
非常に優れた性能を持つ住宅になりましたが、1点気になる部分はあるものの、「コレだ!」という改善策はなく3年が経過しました。
私はこの1点に問題意識を持っていましたが、私の頭で解決できなかったのが現実です。
しかし、今年の6月に「これで、問題解決できるやん!」という動画と出会ったのです。
それが関西圏で設計事務所を営む松尾さんの動画でした。
松尾さんは約10年前から試行錯誤しつつ、小屋裏に冷房室を設け家を丸ごと1台のエアコンで冷房出来る仕組みを開発しました。
私も実験棟の2階に設置したエアコン1台で家を丸ごと冷房する実験に成功しましたが、松尾さんの手法の方が優れていると感じたのです。
そして、松尾さんとコンタクトを取り動画のリンクをさせてもらえるようになりました。
その後、小屋裏エアコン冷房を当社でも取り入れる事になったのです。
まさに6月1日が当社のターニングポイントになりました・・・
どんな事でも問題意識があれば、いつか改善出来るものです。
もしも私に問題意識がなかったとしたら・・・今回のターニングポイントはなかったのです。
今行っている家造りに問題意識を持つのが私の建築スタイルです。