住宅の設計で大切にしていること
2020.10.29
住宅を設計し建築するのが私達の仕事ですが、設計する際に注意している点があります。
それは、設計者の自我を出さない事です。
設計には、金太郎飴のようにどの家も同じような間取りやデザインにする設計者も存在します。
これは設計者自身が造りたい住宅を設計しており、その住宅の価値観をゴリ押しする設計者もいます。
「これが私のデザインです!どうです広くて豪華でしょう!」
こうした手法で設計された住宅も数多く存在しますが、このような住宅で暮らすご家族は本当に幸せに暮らせるのでしょうか?
大半がNOだと考えられます。
その理由はいくつかありますが、見た目やデザイン、広さなどにこだわっている時点で健康で快適な生活は出来ません。
また、設計者に多額の無駄な設計料を支払う必要があり、住宅の性能アップに費用が回らず石油ファンヒーターやガスファンヒーターで暖房するような住宅も存在します。
仮に見た目やデザインは良かったとしても上記のような生活スタイルでは健康に暮らすのは困難です。
更に、押し付けられた生活スタイルは今までの生活とは180度異なり、違和感を感じる可能性も高いのです・・・
こうした住宅に対し私達は全く異なる設計をします。
お客様からどのような住宅に住み、どう暮らしたいのか?をじっくりヒアリングします。
そして、その要望に優先順位をつけて、最優先すべき要望から設計に取り込みます。
建築費用も重要になるので、予算内で収まるよう建物の大きさも考慮しつつ、外観や内観についてはお客様の好みをも最大限取り入れます。
そして、健康で快適な生活が出来るよう断熱や気密や換気について最上級の部材や製品を取り入れます。
こうした設計によりそこに暮らすご家族が思い描く健康な暮らしが出来ます。
文章にすれば当たり前なのですが、これが出来ない設計者が大半を占めているのが現実です・・・
住宅を建築する方の価値観は様々です。
そのご家族がどう暮らしたいか?にフォーカスして設計するのが私達のポリシーです・・・