攻めと守りのバランス
2020.06.30
ビジネスには攻める経営と守る経営があります。
その業界の成長が見込めれば、攻めの経営は有効であり守りの経営は会社成長の機会を損失します。
しかし、縮小産業であったり長引く景気悪化の状況では、攻めの経営が仇となる事もあります。
つまり、その業界が成長産業か?縮小産業か?景気の状態はどうか?などを考慮して攻めるのか?守るのか?を判断しなければなりません。
どんなに気合を入れてどんなに頑張ったとしても根性論ではビジネスは上手くいかないのです・・・
逆に考えれば、マーケットの様子をしっかりと見て時代にマッチした経営をすれば、上手くいく可能性は格段にアップします。
私達のような地方の零細企業も今の状況や来年の動向などをじっくり予想して経営判断をする必要があります。
私が昨年から予想していた通り今年の県内の住宅業界は不況の風が吹き荒れています・・・
同業他社に聞いてみても、昨年度を割り込む売り上げの会社が大半を占めているのが現実です。
私は3年前から守りの経営を貫いており、会社拡大の方向へ舵を切っていません。
出来るだけ少ない社員数や出来るだけ少ない宣伝広告費で経費を削減し、ギリギリの経営をしています。
売り上げアップが見込めるマーケットなら攻めの経営も出来ますが、これから3年・5年程度は守りの経営に徹する予定です。
景気は不景気と好景気を繰り返します。
今はあまり景気が良い方ではありませんが、いずれ好景気がやってきます。
その時に勝負が出来るよう会社の足腰を鍛えておく必要があるのです・・・