調湿する住宅とそうでない住宅
2020.06.22
調湿と聞くと、室内の壁に塗る珪藻土などをイメージすると思います。
珪藻土とは、植物性のプランクトンが堆積した時に出来る多孔性の物質で、この珪藻土にいくつかの成分を混ぜると住宅の内装用建材になります。
珪藻土の調湿効果は抜群ですが、これ以外にも調湿する方法はあります。
それは、構造材や断熱材で調湿するのです。
構造材や断熱材で調湿???
私達が造る住宅は、屋外の空気を床下へ導入後、壁の中を通り室内へ入る仕組みになっています。
空気が移動する際に断熱材である羊毛や土台や柱や梁などの木材の近くを通過するので、この移動時に調湿しています。
木材の柱1本で一升瓶1本分の水を含む事が出来るので、相当量の水分を構造材は調湿できるのです。
もちろん、その構造材が湿気でカビが発生するリスクもないよう計算されています。
内装材で調湿するもの有効ですが、クロスなどに比べると珪藻土は高価なのでコストアップという問題があります。
しかし、構造材や断熱材で調湿するのであれば調湿にかかるコストはゼロ!
知恵と工夫でコストをかけずに調湿できる住宅を造るのも当社の特徴です。