ガラスを多用したがる建築師
2020.04.22
住宅専門誌や住宅メーカーの雑誌を見るとガラスを多用している住宅が数多くあります。
開口部に採用するガラスは透明なので解放感があり、部屋が広く感じる傾向にあります。
また、写真で撮影すると写真映えするので、デザイン上優れていると感じるケースもあります。
しかし、デメリットもあります。
それは、ガラス面からの熱の侵入や室内の熱の放出、耐震性能の低下です。
ガラス面が多ければ多い程、断熱性能は低くなり耐震性能も低下します。
もちろん建築基準法上問題のある耐震性能で設計する設計士はいないのですが、ガラス面が多ければ多い程地震には不利になります。
鉄筋コンクリート造や鉄骨造の構造体ならガラス面を広く取れますが、木造では要注意です・・・
建築士の資格を持たない建築師が数多く存在するのもこの業界です。
設計者に一度聞いてみましょう!
あなたは何級建築士ですか?と・・・
資格を持たない建築師は、デザインを最優先する傾向があります。
私が知る設計者も何人か資格を持たない人達がいます・・・
資格がなくても住宅の設計は出来ますし、資格のある建築士がチェックすれば法的には何の問題もありません。
しかし、これが本物の住宅設計であると肯定できないのは資格を持つ建築士なら当然の考えです。