納まりが重要である

2020.04.20

住宅建築には図面が必要であり、平面図や立面図などはもちろん断面図や棚図、電気配線図なども必要です。

 

 

これらの図面に基づき建築を始める訳ですが、図面では見えない部分を考えるのが私達の仕事です。

 

 

 

図面では見えない部分???

 

 

これは、業界用語で言う納まりの事です。

 

 

納まりには様々な部分をどう施工するか?というものです。

 

 

例えば

 

 

ここは巾木をなしにして・・・

 

 

建具はスライド蝶番で・・・

 

 

枠は留め加工にして・・・

 

 

カウンターはチリを15ミリに・・・

 

 

など大工の経験がないと理解出来ない難しい部分です。

 

 

 

建築士を持っていても、住宅の設計が出来る人でも詳細の納まりを理解できる人はごく少数です。

 

 

私を含め社長や男性社員は全員大工の経験があるので、納まりを理解しています。

 

 

この納まりを的確に現場で指示できれば、良質な仕事が出来ます。

 

この写真に写っているガラスと木の手すりですが、ここにも納まりがあります。

 

ガラスの厚さは何ミリで、木のしゃくりは何ミリで、角は何ミリの面をとり、ガラスのみ込みは何ミリなど図面化して大工さんに渡します。

 

強度や安全性なども考慮する必要があり、デザインも考えつつ納まりを検討するのが私達の仕事です。

 

 

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