理想論と正論
2020.04.7
政府が打ち出した救済措置の1つに所得が減った人へ30万円給付するというものがあります。
働く側と雇う側が話し合って所得を意図的に下げ30万円を受給するという考えを持つ人達も存在します。
今回のコロナの影響で本当に所得が下がった場合なら全く問題ありませんが、影響がほとんどない個人が給付を受けるというケースも予想されます。
会社が社員に支給する給与を意図的に30万円弱下げ、社員は30万円の給付を受けられれば会社にとっても個人にとってもメリットはあります。
しかし、こうした考え方は理想論でありながらも正論ではありません・・・
私達が納税した大切なお金は、本当に困っている人の為に使うのが正論です。
当たり前と言えば当たり前の話ですが、必要のない給付を受けようとしている企業や個人が存在するのも事実なのです・・・
私は物事を判断する時に注意している事があります。
それは、理想論か?正論か?という事です。
正しいと判断すればGOサインを出しますが、理想的ではあるが正しくない場合にはGOサインを出しません・・・
理想論はその時代によって解釈が変わりますが、正論は10年経過しても変わりないのです。
正直に生きて正直な商売をすれば、ギフトはいつか届くものです・・・