疫病からも学ぶ
2020.03.27
現在新型コロナウィルスの感染拡大を防ぐべく政府や地方自治体が動き始めています。
大人数が集まるイベントなどを自粛するのはもちろん、不要不急の外出を控えるよう告知しています。
こうした動きから小売業や観光業などは大きな打撃を受け商売にならない非常に厳しい状況に追い込まれています。
しかし、こうした動きは誰にも止められません・・・・
私は今回のこうした状況下でも何か自社の為にプラスにならないか?と考えています。
日本は1990年代のバブル崩壊後、失われた20年を経験し2010年から今年までの10年間という時間が過ぎました。
バブル後の20年間は景気が良くないのはもちろん、「景気が良いってどういう事なのか?」という若者も少なくない時代でした。
そして、2008年のリーマンショックが過ぎ2010年あたりから世の中の景気が上向いてきたような現象が起こりました。
外食産業や大型のショッピングモールやアウトレットなどの商業施設に人が溢れ物が売れる時代でもあったのでビジネスで成功する事業者がたくさん現れました。
これらのビジネスでは、成功事例の複製により掛け算式に利益が上がったのです。
しかし、今の世界経済は時計の針が逆回りし始めたような現象が起こりました・・・
バブルの真っ最中には、今がバブルである事には気がつきません。
バブルが弾けた後に「あの10年がバブルだったんだ・・・」と気づくのです。
私は事業拡大に一切興味がない変わり者の経営者であり、こうした考えを創業以来1ミリも変えていません。
このような考え方から、活況の10年間も今回の不況も被害を最小限に抑える事が出来ています。
大風呂敷を広げ大きなビジネスをするのが問題ではありませんが、身の丈に合った堅実な経営が会社を存続出来るのも事実なのです・・・
大きな事業や大きな利益よりも会社を存続する事が重要である!
活況で踊らず、日々の仕事に汗を流す!