ある協力業者さんからの情報
2020.03.4
私は協力業者さんと会う度にある質問をします。
それは、「今忙しい住宅建築会社はありますか?」です。
上記の質問をすると協力業者さんは口を揃えたかのように言います。
「忙しくしている会社さんはありませんね・・・忙しいのはオカケンさんくらいですかね」
もちろんこうした回答は当社へのリップサービスなのでしょうが、同業他社で忙しくしているのはほんの一握りなのは間違いなさそうです。
またこんな質問もします。
「仕事が減っている会社はありませんか?」と聞くと
「仕事が減っている会社はたくさんありますよ・・・」という返事が返ってくる事が多いのも現実です。
私は「どのような会社さんの仕事が減っているのですか?」と聞くと
「大手メーカーさんの受注減が大きいですね」というのです・・・
つまり、地域の工務店の受注は落ちているものの、大きく受注が落ち込んでいるのは大手ハウスメーカーのようなのです。
当然の事ですが、受注する棟数が多い大手メーカーは落ち込みもそれなりに大きいという事なのでしょう。
こうした背景を考慮すると、資本のある大手ハウスメーカーでさえ採算の悪い展示場などは撤退を開始すると予想されます。
東京や神奈川や埼玉では、採算が合う展示場が数多く存在しますが、群馬県で採算が合う展示場は高崎と前橋くらいだと予想しています。
さて、大手ハウスメーカーが撤退し、地域の工務店が淘汰された後はどうなるか?
10年後の地方の住宅事情がどうなるか静観する日が続きます・・・
これからの住宅建築業界は、売り上げ増や受注増を見込める業界ではありません。
現状維持か受注減をどこまで食い止められるか?がポイントになります。
無駄な経費を最大限減らし、少ない受注でも経営出来る筋肉質の会社にする必要があります。