住宅は構造と工法と部材で構成されている
2020.03.1
住宅は完成すればどの家も同じように見えますが、完成してからでは見えない部分がたくさんあります。
それは、構造や工法などの部分とそれらの部材です。
構造材である土台や柱や梁などは完成すると見えなくなってしまいますし、断熱の部材や換気の部材も見ません。
つまり、住宅の核になる部分はほとんど見えず、外装材や内装材しか見えない訳です・・・
という事は、外装材や内装材だけを見てどの住宅建築業者にしようか?と迷っているのです・・・
もちろん間取りやデザイン的な部分も比較すると思いますが、どの会社が優れていると判断できるレベルではありません。
こうした背景から、本物の住宅を見極めるのは至難の業なのです・・・
では、どうしたら本物の資産価値のある住宅を見極める事が出来るのでしょうか?
①構造段階の建物を見学する(基礎の様子や構造材の種類や工法を見て比較する)
②サッシや換気システムが取付された段階を見学する(サッシの断熱性能や換気の性能を比較)
③完成した現場を見学する(デザインや間取りや内外装の素材を比較する)
④その会社で建築したお宅を案内してもらい実際に住んでいる人から感想を聞く
⑤その建築会社の担当者やスタッフの人柄や会社の理念や哲学を知る
①~⑤までの内容を見学したり比較すれば、家造りで失敗する確率は低くなります。
家造りで成功する特効薬はありません・・・
数多くある住宅建築業者のなかから3社程度をピックアップして、じっくりと比較検討するのが家造りで成功する近道なのです。
そして、最も重要なのが建築費です。
建築費を比較する際、単に坪単価で比較せず光熱費がどの位かかるのか?も提出してもらいましょう。
もしも、坪単価が安くても光熱費が高額になれば月々の出費は高額になってしまいます。
これとは逆に坪単価が高くても光熱費が抑えられれば月々の出費も高額にはなりません。
建築費と光熱費をトータルで計算し、いくら支払うのか?が重要になるのです。