床暖房と床下暖房の大きな違い
2020.02.17
当社では床下暖房を取り入れていますが、床暖房は取り入れていません。
一般的には床暖房の方が認知度は高いのですが、当社では床下暖房を採用しています。
その理由はいくつかありますが、床暖房は設置コストが高額になるのとランニングコストも抑えられないからです。
また、床暖房の設置コストは高額になるのはもちろん、万が一故障した時の修理代金や設備の交換費用が高額になります。
床下暖房の場合は設置コストもエアコン1台のみなので安価であり、光熱費も抑えられ交換費用も安価で済みます。
このような理由から床暖房ではなく、当社では床下暖房を取り入れているのです。
また、床暖房をしている部分は暖かいものの床暖房をしていない部分は寒くなってしまうデメリットもあります。
床下暖房では、床下全体を暖めるのでどの部屋も温度差のない暖房効果が得られ1階の各室が暖かいのはもちろん、暖房していない2階の部屋まで暖まるメリットがあります。
一般的な断熱工法や一般的な構造では床暖房が合っているのですが、私達の造る住宅には床下暖房がベストマッチなのです・・・
床下暖房を利用しつつ薪ストーブを併用するお宅もあります。
オカケンの社屋や私の家も薪ストーブを併用しています。
薪ストーブで暖められた空気は換気システムにより排気される際、屋外の空気と熱交換され床下へ暖気が戻る仕組みになっています。
床下に戻った新鮮空気は床下エアコン暖房で暖められ壁体内を通過し室内に入ってきます。
こうした様々な仕組みや工法、構造により必要最小限の暖房器具で快適な室内空間が出来るのです。
これが出来るようになるまで、試行錯誤を繰り返し約20年・・・・
20年間諦めなければ、本物の住宅が造れるようになるものです。