音の侵入にも対策する
2020.02.9
今回は住宅の屋外から入る音についてお話します。
屋外の音には、車の走る騒音や近くの現場の工事による音などの他にも自然現象である雨や風の音があります。
こうした音が室内へ入るルートはいくつかありますが、住宅の中に音が出来るだけ入りにくくする造り方もあります。
私達が造っている住宅はいくつかの方法で遮音と吸音しています。
どのような音の対策をしているかというと・・・
外壁面は硬質断熱材と羊毛断熱材により遮音と吸音
ガラス面は真空トリプルガラスにより音が入りにくい
気密性が良いので建物に隙間がなく音が入りにくい
天井300ミリのセルロースファイバー断熱により遮音と吸音
こうした工法や構造により屋外の音が入りにくい住宅になります。
住宅は完成すると見えなくなってしまう部分がたくさんあります。
実はこの見えなくなってしまう部分こそが重要であり、音の侵入を防ぐのです。
見た目を最重要視する設計師や建築師は存在しますが、見えない部分にもこだわるのが本物の設計士であり建築士なのです。