基礎断熱と床下断熱の大きな違い
2020.01.23
住宅には断熱工事が必要不可欠であり、断熱を出来るだけ強化しなければ省エネにはなりません。
しかし、この世の中は面白いもので私達のような住宅建築のプロでさえ本気で断熱強化に取り組んでいる会社はごくわずかしかありません。
断熱の強化は理解はしているものの、受注する際に断熱強化の部分は目に見えないのでデザインや見た目を重視していまう会社が大半を占めているのも事実です。
さて、外壁面・天井面・1階床面を断熱するのが一般的な断熱方法ですが、この断熱方法では1階の床下は屋外の空間になります。
上記のような断熱工法では、1階の床下断熱材の下は外気温とほぼ同じ温度になりますが、こうした断熱の方法の住宅が一般的です。
しかし私達が造る住宅は、1階の床下では断熱せず、基礎の内側で断熱するので床下も室内とほぼ同じ温度になります。
私達は床下にエアコン設置し暖房しているので、1階の室内空間よりも床下の方が温度が高くなります。
このような断熱の方法や暖房の方法を取り入れている会社は関東圏ではほとんどありませんでしたが、最近チラホラ出始めています・・・
「あの会社は基礎断熱と床下暖房で受注が順調そうだから真似してみよう・・・」なんて会社も少なくありません。
基礎断熱や床下暖房だけでは、快適な室内空間になりません。
外壁面のダブル断熱や室内側の空気層・第一種換気システムや真空トリプルガラス、6面輻射暖房があるからこそ快適な室内空間になるのです・・・
なんちゃって基礎断熱・床下暖房住宅にはご注意下さい。