宴は終わったのか?!
2019.12.26
先日ある知人からこんな話を聞きました。
「以前は絶好調だったモールに大量出店している会社さんもかなり厳しいらしいですよ・・・」
という話に私は、「やっぱりな・・・」と感じました。
大型のショッピングモールは約15年位前から日本各地に建築されました。
そして、そのショッピングモールに出店する企業が相次ぎ、出店すれば売り上げ増、利益増という現象が起き倍々ゲームのように商売が拡大したのです。
これはビジネスの原点であり、成功事例の複製は商売の基本です。
私はこの点には何の問題もないと思いますが、時代は変化する点を考慮する必要があったのではないか?と考えています。
それは、今から約25年前あたりからアメリカでは大型のショッピングモールが次々と建築されましたが、数年前からゴーストタウン化しているモールも少なくありません。
日本のモールもアメリカと同じような道になる事を想定すれば、数年前に手を打てたはずですがそうしなかったのが問題だと考えています。
当然ですが、不採算店舗や赤字の店舗は撤退するべきなのは商売の基本ですが、プライドなどが邪魔をしてそうした方向へ舵を切らなかったのかもしれません・・・
私は子ネズミのようにビクビクと商売をする小心者の経営者なので、多店舗出店は考えていません。
だって、もしも赤字の店舗が発生したら店舗数×赤字になってしまい会社の存続さえできなくなってしまうからです・・・
会社の売り上げがアップしたって、ただそれだけの事
会社の利益がアップしたって、ただそれだけの事
数字を気にしている時間があるなら、顧客満足度の数字を気にする必要があると考えています。
私は棟数増、利益増を考えない変わり者の経営者なのです・・・