重役出勤!?
2019.11.26
最近、重役出勤という言葉を聞かなくなりました。
私が20歳の頃勤めていたゼネコンの社長は毎朝9時過ぎに出社していました。
もちろん私は社内で最年少だったので朝7時頃に出社し机の上を拭いて、灰皿を洗い、トイレを掃除してから上司の出社を待ちます。
そして上司が出社したら大きな声で「おはようございます!」と深く頭を下げて挨拶したのを覚えています。
私は当時、仕事を早く覚えたいという願望が強烈にあったので、どんなにつらい仕事でもどんなに多い量の仕事でもどんなに重要な仕事でも全て引き受けました。
その結果、18歳で入社し20歳の時には1億円を超える現場の責任者として仕事を任される事になりました。
その後21歳で約5億円の現場の主任になり、23歳で約10億円の現場の主任になりました。
この頃は、設計事務所との打ち合わせや全ての施工図の作図やチェック、業者さんの手配や工程管理など現場で行う全ての業務を私が担当していました。
この年齢で現場の主任になるのは異例中の異例であり、当時「エライ奴がいるらしよ・・・」と噂される事もあったようです。
しかし、今の世の中では、重役出勤という言葉も聞かなくなりましたが、どんな仕事も引き受ける人材もほとんど見なくなりました・・・
これがジェネレーションギャップなのでしょうが、重役が6時30分に出社しているのに20代の社員が後から出社するような会社は問題なのかもしれません。
当然ですが、重役よりも後に出社する社員が大成出来る確率は0パーセントです。
人にはそれぞれの力量があります。
頭の使い方が上手な人や、段取りの良い人、テキパキ動ける人や、人の使い方が上手な人もいます。
こうした力量により仕事のスピードや処理する量が決まりますが、実は心構えが一番重要だと考えています。
人より劣る力量だったとしても、溢れるよな燃える心構えで仕事に挑めばどんな仕事もこなせます。
今の自分の力量を考え落胆している暇があるなら、燃える心構えを持つ事の方が重要なのです・・・