古いバイクの予備タンク
2019.11.6
古いバイクには予備タンクという仕組みがあります。
実際にガソリンタンクの他にもう1つタンクがある訳ではなく、コックの切り替えでタンクの下にある最後のガソリンを使える仕組みです。
バイクで気持ち良く走行中エンストしてタンクのキャップを開けたら中は空・・・
こんな時にコックを予備タンクの方向へ回すと残りわずかですがガソリンを使えるので近くのガソリンスタンドまで走行出来るのです。
ビジネスの世界ではお金が必要であり、このお金がなくなった状態はガス欠と同じで会社は運営出来ません。
しかしビジネスの世界にも予備タンクがあれば窮地をしのげます。
この予備タンクに似ているのが運転資金(借金)です。
自社の通帳にお金がなくてもある程度の運転資金は銀行が融資してくれます。
この運転資金(借金)があれば会社を運営する事は出来るようになりますが、運転資金に頼り過ぎする黄色信号です。
お金を借りる訳ですから当然返済が発生します。
借入した当初は大金が通帳にあるので返済も問題ありませんが、1年・2年・3年と時が経過すると返済が厳しくなり更に運転資金を借り入れる事になるケースも存在します。
私も会社を設立して3年が経過した頃に運転資金を借り入れした経験がありますが、完済するのに約10年間かかったのです・・・・
予備タンクを使わないバイクの走り方と借金をしない会社経営はどこか似ている気がしています。
不真面目な写真で恐縮です・・・