攻めか?守りか?
2019.10.1
地方の住宅業界は冷え込んでおり、今後どのような受注戦略が必要なのか?各社悩んでいると思います。
もちろん私達の会社も地方の零細企業なので同じ悩みはあります。
では、攻めるのか?守るのか?あるいは、攻めつつも守るのか?という選択肢があります。
会社経営者によって考え方は様々ですが私は守りを選択しています。
この守りの戦術は数年前から一貫しいて現在の着工棟数をキープしつつ、棟数増の方向に舵を切っていません・・・
つまり、社員数を増大したり拠点を増やすようなスタイルではないのです。
私は安定的な受注と着工を目指しているので、現在もご予約をいただいた順に月2棟のペースで住宅建築に着手しています。
一見保守的な経営のように見えますが、堅実かつ確実に出来る住宅を造る事で無駄な人件費や宣伝広告費を削減しています。
必要最小限のオフィスや必要最小限の人材で会社運営する事により、わずかですが利益も生まれます。
このわずかな利益を無駄な経費で浪費せず、毎年納税した残りを複数年積み重ね内部留保を確保しています。
内部留保を確保すると同時に借入金の返済を済ませ、無借金経営の会社を目指しています。
無借金経営になる事で、毎月のキャッシュアウトが減り安定した経営が出来るようになる訳です。
盤石な経営基盤がある会社になれれば、お客様から安心して選んでいただけると考えています。
だって、来年存続していない会社に住宅建築はお願いできませんから・・・
私は、ただ単に守りの経営をしている訳ではありません。
これから来る住宅建築業界では、守りの経営が最適だと考えているだけなのです。
住宅着工棟数が100万戸時代から50万戸時代へ突入する時期に攻めの経営はリスクが高過ぎるのです・・・