会社を売り大金を手にする事の意義
2019.09.13
昨日衣料ネット販売大手の社長が会見し会社の経営権を売却すると発表しました。
この社長は、有名タレントと交際したり月へ行く計画などもあり世間を騒がせるタイプの人です。
私はどちからといえば、好きでも嫌いでもないタイプでしたが、事業をここまで拡大させた点については尊敬していました。
しかし、昨日の会見から今までとは真逆の感情になってしまいました・・・
その理由は、今まで会社の為に働いてくれた社員さんや協力してくれた人達を置いて、自分だけ大金を手に入れて去ってゆくという事に違和感を感じたからです。
自分が所有する株式を売却し大金を手に入れる事は何の問題もありませんが、自分の周りで苦労し協力してくれた人達の立場になったらどうでしょうか?
「今まで社長についてきたのに、バイバイって何なんだよ・・・」と感じるかもしれませんし、少々切ない感情と怒りを持つ人達も少なくないと思います。
私はこのような経営者になるつもりはありませんし、会社を売却する事もなく、自分だけ大金を手に入れて去る予定もありません。
むしろ、今まで私や会社に協力してくれた社員や協力業者さんに少しでも私のノウハウや考え方などを伝え、より良い人生になるようお手伝いしています。
自分だけが裕福になったり、自分だけが大金を手にしてその場を去る事に違和感を感じるのは私だけではないような気がしています・・・
私のような地方の零細企業の経営者がガタガタ言える立場にはありませんが、人としてどうビジネスに取り組み、人にどう感じてもらえたか?が重要だと考えています。
ビジネスの世界では、勝てば官軍の世界であり、利益や企業価値が求められる世界です。
私はこうした考え方を理解しつつ、利益や企業価値を最重要視していない変わり者の経営者なのです・・・