良質な構造体と木造新在来工法をマッチングさせる
2019.09.11
私達が造る住宅の構造体である木材にはヒノキを採用している部材があります。
ヒノキを採用してる部材は、土台と柱です。
一言でヒノキと言っても良質なヒノキとそうでないヒノキが存在します。
私達は、ヒノキのサンプルを手に取って木目や肌触り、樹液の入り具合などをチェックしてから採用しています。
もちろん乾燥の状態も自社の含水率計で計測して含水率が18%以下のヒノキを選んでいます。
梁や小屋組みの部材は米松を採用しています。
米松を採用している理由はいくつかありますが、大きな断面の部材がとりやすく、曲げに対して強度を発揮する点があります。
米松の部材も乾燥状態にある部材を採用しています。
乾燥していない部材は、建物が完成した後に狂いが出るので私達は構造材に採用していません。
上記の構造材にマッチングさせるのが、新在来工法とも呼ばれている水平面剛性を高めた床合板の採用です。
木造在来工法は水平面の剛性を確保する為に火打ち梁を入れるのですが、私達は火打ち梁の代わりに床面に24ミリの針葉樹合板を張ります。
厚い合板を1階と2階の床面に張る事で水平面の剛性が向上します。
床合板を施工すると、地震が起きた時に建物がねじれる現象が起こりにくくなり、耐震性は非常にアップします。
良質な木材と新工法を取り入れた構造体で耐久性や耐震性にも配慮しています。
構造体は完成すれば見えなくなってしまう部分ですが、私達はこだわります・・・
薄っぺらな外見重視ではなく中身で勝負する!