設計時に配慮する事
2019.08.21
住宅を設計する際、お客様からの要望は取り入れますが要望以外の事も注意する必要があります。
それは、近隣の住宅への配慮です。
住宅の設計をする際、北側に建物を配置して日当たりを確保するというのが一般的です。
しかし、建築地の北側に住宅がある場合は、そのお宅の日当たりが悪くなる問題が発生します。
時には北に建物を配置し2階建の建物を建築しなければならないケースもあります。
このようなケースでは、設計者はお客様へ北側の住宅の日当たりの問題を伝える義務があると考えます。
西や東の隣地に住宅がある場合も同様で、窓の位置が隣家と合わないように配置する事も重要です。
私達は設計を始める前に近隣の住宅への配慮をしつつ住宅設計をしています。
隣地のお宅と新築する住宅の内容について私達が協議する必要まではありませんが近隣のお宅がどのような位置にあるのか?を把握して設計するのがプロの仕事だと考えています。
建築基準法に問題がない住宅を設計したとしても、近隣からクレームがあるケースもあるので注意が必要です。
住宅が完成しそこに住むお客様と隣人とのトラブルがないよう注意して設計を進めています。