不況の足音
2019.07.14
約4ヶ月前の日本経済新聞にこんな記事が掲載されていました。
アメリカのゼネラルモーターズが約4000人を解雇する予定
ドイツのフォルクスワーゲンが5000人~7000人を解雇する予定
上記の2社は世界を代表する自動車メーカーであり、同じ日に数千人規模の人員削減を打ち出しています。
当然、同業他社である自動車メーカーも同じような動きになると予想でき、自動車産業の再編もあるかもしれません。
自動車産業のすそ野は広く、製造業や鋼材など幅広い産業に影響が出るので、雇用や景気が今後悪化する可能性は高くなりつつあります。
自動車産業から始まる不況もジワリと他業種に影響を及ぼし、経済全体が不況になる可能性も秘めているのが現実です・・・
さて、上記のような経済になると当然ですが住宅建築業界にも影響があり、日本国内での住宅着工棟数に影響が出るのは回避できません。
今後このような状況になった時は、攻めるよりも守りが重要だと考えています。
新規事業や新規出店を控え、今ある設備や人員でディフェンスのビジネススタイルにするのが安全です。
私は、ビクビク経営者なので周りの様子を伺いながら子ネズミのようにチョロチョロと動き回り鼻をきかせ状況を判断しています。
会社経営者の鶴の一声で会社は大きく動きますが、間違えた判断をすると一瞬で会社は消滅します・・・
これから来る数年間は、ディフェンス経営でありコツコツと積み上げるビジネスが有効だと考えています。
会社の売り上げや利益などはあまり重要視せず、お客様や協力業者さんの満足度を重要視した経営が重要だと考えています。
私達の周りの人達に喜んでもらってナンボの商売です。
自分達がどうしたいか?ではなく、相手にどう感じてもらえたか?にフォーカスして家造りに取り組む日は続きます・・・