ひび割れしないコンクリートの造り方②
2019.06.11
前回に続き、コンクリートのお硬い話ですがお付き合い下さい。
基礎コンクリートには鉄筋を入れますが、本数や配置は標準の仕様書通りに入れれば問題はありません。
一般的な住宅建築会社は仕様書通りの鉄筋を入れますが、私は違います。
自分が経験した事をふまえ、仕様書よりも鉄筋量を増やしたり、配置をアレンジして配筋します。
こうする事でひび割れしにくい基礎になります。
コンクリートの打設時も、高周波バイブレーターを使用し空気を抜きながら工事をしますが、コンクリートのペースト、水分、砂利、砂が分離しないギリギリまで振動を与えて打設します。
実際、私が現場に出て職人さんとコンクリート打設しながら指導した事もあります。
打設が完了したら、夏季は散水養生し冬季は防寒対策を行います。
こうする事で急激な乾燥によるひび割れを防止したり、凍結の防止が出来ます。
自社独自の配筋やスランプの設定、施工の方法や養生をする事で、一般的な建築会社が造る基礎とは異なる強固な基礎が出来ます。
こんな面倒な事をする住宅建築会社は皆無ですが、私は仕事に対して1ミリも妥協しない石頭人間なので徹底的にやります!
基礎工事の会社さんから見れば「あの会長、今日も燃えてるな・・・面倒なオヤジだけど、丁寧に造らないとな~」と感じているかもしれません・・・
一緒に仕事をして、一緒にバイクに乗り、一緒に飯を食うのも私のスタイルです。
腹を割って本音で付き合えば、自分の気持ちは相手に伝わります。
仕事だけではなく、協力業者さんと人として付き合う!